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おもちゃのとり合い ~その2~

こんにちは。

東京都足立区で子育て講座をしています堀井裕子です。

 

昨日は「おもちゃのとり合い」について書きました。

昨日は、基本的な交渉を書きましたが、書いていない③のパターンについてお伝えしたいと思います。

 

おもちゃを取ってしまう子

③我が子がおもちゃを奪ったのに、見て見ぬふりをする。または

「あら~駄目よ~ごめんさいね~うちの子やんちゃで~」と、言いつつ、自分の子には叱らない。

 

これ、ついついやりがちなんです(ーー;)

 

でも、限度を教えられず、社会のルールを知らないまま育った子はどうなるでしょう???

 

大抵のパターンは「あの子と遊ぶと、おもちゃを取られるからイヤだ」とか、「すぐ叩いてくるからヤダ」と言われてしまう可能性があります。

じゃあ、いつになったら落ち着くんでしょう?

 

言葉がわかるようになったら?

小学生になったら?

先生に叱られたら直る?

大人になったら?

 

答えはNO!!です。

 

大抵は先生の言うことをきかないお子さんになってる可能性が高いです。そのうちママの口癖は「も~小さい頃からこんな感じで、私の言うことを聞かないんです」になっていたりします。

 

社会のルールを教えるのはとても難しいですが、昨日書いた

<交渉><約束><約束を守る>を念頭に根気よく続けるしかないんです。

 

また、取る側の子は自己主張が強く、声も大きいですが、そこで負けてはいけません。

<交渉><約束><約束を守る>が出来ず、癇癪をおこしたり、叩いたりするようならいったん部屋から出しましょう。

 

静かなところで、落ち着くまで待つ!!手を握ってでもいいし、側にいるだけでもいい。壁に向かって立たせてもいいし、とにかく

「自分の気持ちを、自分で落ち着かせる」

この時、保護者も「まったくあなたって子はちゃんとできないの!!(怒)」とならず、待ちます。

 

落ち着いたら、なぜ連れ出されたかを言いましょう。

オモチャはみんなの物、譲り合って遊ぶことを話してください。

また癇癪を起すなら、今日はもう帰ることを約束させ、遊び場に戻ります。

 

もし、また同じようにおもちゃを取り合う、喧嘩になるようなら、さっさと帰りましょう(先ほど約束したので)

ただし帰りながら、「貴方が悪いのよ」と責めてはいけません。

交渉が上手くいかないのも、癇癪が起きるのも、まだまだ練習が足りないだけです。

 

な~んて、偉そうに言ってますが、実は我が子は本当に自己主張の塊で、些細な事で感情を爆発させ、所かまわず暴れてました(;;)

我が子は激しく20~30分も癇癪を起されると、私も「い~加減にしろ~(怒)」となってました(ーー)それも、日に何度も・・・。

 

私も怒りながらも、「なぜそれがいけないことなのか!」を伝えるのを重点に話していました。

 

そんな我が子も11歳。

 

とっても落ち着きました。それはそれは、周囲がびっくりするぐらいの変わりようです(笑)

 

なので、とてもとても大変だけれども、「ここはひたすら練習あるのみ!!」と、心を決めてコツコツと、社会のルールを教えてくださいね。 

 

明日は、叱り方の注意点を書きたいと思います。